かなり長いので覚悟してくれ

  • 08:17

夏休みに入るちょっと前ぐらいまで学校の図書室に入り浸ってたんだけど、勉強や読書だとか文献読みのついでに視聴覚資料のCDやらも聴いたりしてると、クラシックにも無駄に詳しくなった気がしますな。兄貴が小中高と吹奏学部の部長やってた人なので、車の中で聴くのはクラシックが多かったんだけど、タイトルが全然解んなかったし作曲家も指揮者も演奏してるのも誰だかさっぱり五里霧中だったから全然身に付いてはいなかったけど、あ!これ聴いたことある、ってのは今思えば多いかも知れないです。

Claude DebussyとかFranz Schubertだとかが、別の意味で(訳:ドビュッシーは陰気野郎でシューベルトはひょろ眼鏡)興味深かったよ。

兄貴は別にクラシックばっかのつまんない人間じゃなくてMr.Childrenとかも聴いてたけど、まぁ邦楽より洋楽大好き人間だったかな。もうね、メタリカとかデスメタルも平気で聴く人間でしたから。そしてKILL ’EM ALLの最後の曲、METAL MILITIAの2分6秒辺りで「来年また会うぞ」って聞こえるよ、と空耳アワーを教えるような素敵な人でした。つうかメタリカはまだマシな方だった。藤君も先輩の趣味でコピらされた事があるとか言うし。まぁいいや、デスメタルも聴けば聴いたで面白いけど、特筆するような事でもねぇしな。

未だに兄貴の家に押し掛けてCD借りて帰るような事してます(やめろ)。その中でちょっと良かったのは、もう解散しちゃったけどKULA SHAKER。俺が聴いたのは「K」ってアルバムだったんだけどインド風味なのもあって怪しいんだけど、何か好き。



あと車で聴いたのと言うと親父の流すオールディーズって言うの?the Beatles世代だからなー、親父。カーペンターズとかサイモンとガーファンクルとか、Pink FloydとかKing Crimsonとかねぇ、クリームとかもあったかな。とにかく俺の家庭は邦楽より洋楽だったよ。いや、俺も好きだけどね洋楽も。タイトルがわかんねえままのヤツも沢山あるけどな。



んで、俺なりに己の家庭が何故に洋楽塗れだったのか考察してみたんだけど、まぁ、一言に尽きます。



「母親がひどく音痴だったから」



あー。…ねぇ。

けど逆に好都合だったのは母親が音楽に疎遠な人間だった故に、チャートだとか流行りだとか、そういうのに振り回されずに自分がいいと思う音楽を見つける事の楽しさと感動を知る事が出来たって事。母親がモー●ング娘とか歌いだしたらきっと自殺するか殺人してるよ、20%くらいの確率で。

BUMPを知る前はインディーズ大好きだったからなぁ。Cymbalsとかもその頃にジャケ買いしたやつだし。あの頃はよくジャケ買いしたなー。今思うとどこから金が出てたんだって感じだけど、今と違って家賃も食費も光熱費も交際費も交通費も要らなかったし、あんま欲しいもんもなかったしなぁ。



まぁ何が言いたいかって、お金が欲しいとかじゃなくってね、いや、欲しいけど、最近無駄に付き合いが多くて金がやばいのよマジで。大人になると何かとこういう「付き合い」ってのが増えるのね。別に行かなくても良いっちゃ良いんだけどさぁ、行かねぇと付き合い悪いとか言われたりするし何より自分のいないとこで盛り上がられるのが嫌なのね。そういうとこはハチクロの真山タイプって友達に言われたこともありますよ、えー。別に良いけどね、不様だから俺も。青春スーツが重過ぎるから早く脱ぎ捨てたいね、そーね。



脱線したので軌道修正。

そんな事の積み重ねで人の汚い部分を見せ付けられたり、自分の腑甲斐なさに腹が立ったりするのが、何か上手く言えねぇから陳腐な言葉になるけど、哀しいね。哀しくてやるせなくて、それでもやっぱそういうのが好きなんです。嫌いになれないんだよ。

忘れちゃいけない事だと頭で理解していても、やっぱり忘れてしまうだろうからこうして此処に書き留めておこうと思いました。

ただ、それだけ。


not dead