時間が足りない話

時間は何をしなくても何かしてても経過するのだから何かしてた方が余程有意義なんだろうけど、時間の無駄と思える事を散々やって時間潰してたあれやこれやをどうにかして取り戻すことが出来れば、無駄とは思えない何かが出来ると夢想している。 何より夢想している時間が無駄だって言われてもあっそうとしか思えない。 歳をとると毎日がただ光のように過ぎてくし、それを思い返す事が少なくなる。大体の毎日がただの繰り返しで感動が大して無いから。クソみたいなテレビ観て笑うだけが楽しみみたいな死んだ生活に何の価値があるのか、いやない(反語)みたいな気取った精神論ぶちまけて誰でも言えそうな台詞で悦に入ってる屑は去れよ、なぁ。 最早若い時に聴いてた音楽くらいしか救いがない。

終わりのない終わりの終わり

世界には終わりがあって、終わりを迎える事が怖いのは、その先が無いと考えられているからだろう。その先があると根拠の無い自信たっぷりに言えば終わりが怖くなくなる。終わりの終わりだ。
終わりの終わりは、終わりがない。そうすると、永遠に続く事になるんだろう。終わりがないんだから、そういう事になる。これはこれで、怖い。例えば、小学生の宿題なんてくだらないものが終わらないのは無駄に怖い。
食事も、終わらない。
何か区切りをつけないといけないことはたくさんあるのだ。

クライマックス、喰らいますか

止まったまま動かない心を引き擦るように歩くのは凄く体力が要る。擦れて削られて乾いていく生ゴミみたいなノスタルジーは堆肥になって活躍するのを待っているんだろうか。いや、きっと死ぬまで出番は来ない。クソの役にも立たない重い重い思い出は、錯覚だ。翌日には萎んでるお祭りの水風船のヨーヨーみたいに放ったらかしてる内に軽くなっていくものだ。軽めの希望ふかして煙にして吐いてるように見せかけて、深めの溜め息を一緒に出してみた。薄ら笑いしながら吐いた煙で噎せたのを誤魔化すように呑み込んだ。涙が出た。
悲しくはないようだ。自分の事を他人の気持ちのように話すのはいつもの悪い癖だ、直そう。
リハビリのようにここまで書いて何の中身もない事に気付く。どうでもいいな。
明日は僕の誕生日だ。
誰も気付かないといい。
そのくらいがいい。

syrup16g Hurtリリース記念ツアー『再発』@東京国際フォーラム・ホールA

開場して場内に入るとU2がかかっていた。一階席、左の少し後ろに近い席。広い場内なのにあまり遠さを感じなかったのは、スクリーンに映し出されていたモノリスみたいなHurtのジャケ写の画像がでかかった所為かなと思う。
隣が来てくれるまで一人なので心細く待っていた。仕事終わりでやや開演時間ギリギリに到着した黒猫さんに「新しいアルバムの曲一曲もやらなきゃいいのにね・・・」と、とんでもないことをさらっと言われて爆笑して「Hurtリリース記念なのに!(笑)」「たしかに!(笑)」とか言ってたら照明が落ちて拍手が起こる。周囲の人たちが立ち上がるのに合わせるように椅子から立ち上がる。遠いのであまり何を着てたとかどんな顔してたとかは雰囲気程度にしか分からなかったけど3人が出てきたので拍手を送る。客電が落ちるまで焚かれていなかったスモークがもうもうと焚かれ始めた。SEは特に無し。もしSEあったとしても沸き上がる興奮と歓声の渦に掻き消されて聞こえなかったと思う。ぐわんぐわん歪むような音圧を切り裂くように始まったのはHurtの1曲目【Share the light】。やや歌詞は聴き取りづらいくらいのバランスだったけど、ここからまた始まってゆくんだなあ、の一歩を見守るくらいの感じで拳を振り上げるでもなくゆらゆらと揺れて聴いていた。続くように【神のカルマ】のイントロが鳴らされると周りから「わぁー!」という声が上がる。始まる前にアルバム曲順に演ってたらどうしようっていう不安がちょっとあったんだけど、ドッキリとかじゃないよねともう疑わなくていいホントに帰ってきたんだなという実感を伴った、syrup16gだ!syrup16gがここにいる!という絶対的な揺るぎない感情が俺を支配して前列の奇声を発する女子も気にならないぐらいに*1楽しくなってきた。五十嵐さんの「オイ!」も聴けたし。神のカルマはいつもより優しく歌っていたように聞こえた。
そして続く【Stop brain】、【ゆびきりをしたのは】というCDの中ではお気に入りの曲達でしたが既にちょっと声がバテ気味でどちらかというとがなるような声になってきたのでバテるにはまだ早いぞ五十嵐さんと思いながら聴いていた。
曲が終わりここで初MC。

五十嵐「ようこそぉー・・・来てくれまして、ありがとう!
・・・何とか最後までやりきれるように、がんばりまーす」

少し早口のがんばりまーすという疲れた声に客席から少しの笑いと大きな拍手が起こる。遠く離れてるから全然勘違いかもしれないけど五十嵐さんも少し笑って応えた風に見えた。客席に嘲笑は微塵もなくそこには「帰ってきてくれてありがとう!」「嬉しい!」しかないようで。働いて疲れて帰ってくる愛しいひとを迎えて待っているひとがいる時のような安堵、それを見ることができたら疲れなんて全部吹き飛んでしまうみたいな笑顔。暗くて見えなかったけどそんな顔で溢れていたと思う。俺がそうだったから。

続く【君待ち】はイントロで既に鳥肌が立ってたんですが、背景に大きなスクリーンがあって色々と今までも映し出されてたんだけどVJっていうのかな。映像が流れる。RebornのPVのラストの方の車が走ってるビルの灯りや車のライトなんかの光のうねりみたいな。あんなに早くないけど。東京タワーとかもチラチラと映ってたりしたような。そして、【生活】。全然ベストアクトとかじゃなかったのに何かもう込み上げる思いで泣きそうで仕方なかった。ゆっくりと、でも確実に時間は流れていく。それに抗うでもなく流れに任せるわけでもなくただ待っていた。生活を繰り返して、先の計画も何にも無くて。諦念めいた何も分かってないことを知ってる無知の知をひけらかすでもえらそうに諭すでもなくああもう何が言いたいのか全然自分でも分かんないけどずっと待ってたってそれだけ言いたくて言いたくてライブで意味のある言葉を叫ぶことってホントに無いんだけど曲が終わって拍手が鳴り止んだ頃に「待ってた!」と叫んでた。きっと叫ぶほど大声でもなくて震えて嗄れたひどい声だったと思うけど。
そして7曲目は【哀しきShoegaze】。聴き覚えの無いイントロのようなジャムセッションのような始まりをしていて、CDで聴いたときは変な構成の曲だなって思ってたんだけど、CDよりかなり早いテンポを維持してて個人的にすごいうまい具合にかっこよくライブ化けしてくれたと思った。

<つづく>

セットリスト

  1. Share the light
  2. 神のカルマ
  3. Stop brain
  4. ゆびきりをしたのは
  5. 君待ち
  6. 生活
  7. 哀しきShoegaze
  8. 生きているよりマシさ
  9. ex.人間
  10. ニセモノ
  11. ハピネス
  12. 理想的なスピードで
  13. 宇宙遊泳
  14. 落堕
  15. リアル
    • en.1
  16. イカれたHOLIDAYS
  17. 希望
  18. 旅立ちの歌
    • en.2
  19. パープルムカデ
  20. coup d'Etat 〜 空をなくす

*1:まあちょっと奇声でかすぎて規制したいレベルでしたけど

悪い病気が再発したみたいっていう意味のアレ

これを書いているのは9/30の夜でもうすぐ10月になってしまうんだようわああ昨日夢で「休憩時間は終わり」って歌詞の新曲*1をシロップが演るのを夢に見てしまう程度にはライブレポ書かなきゃ早く書かなきゃという思いで脳がパンパンだったのでやばいやばい早く死ななきゃ急いで死ななきゃという誤変換の中起床したAM4:00から何もせずに色つきの油の球がポタポタと落ちる様なオシャンティーなひとの家にありそうな何年前にプレゼントされたんだかなんて呼んだらいいのかも知らないそれをひたすら見つめてたら仕事に行く時間になって仕事にも精が出ず凡ミスを繰り返す始末。あやべえ病んでるわこれと気付きつつそれが別に大したことなく思えて不思議と笑えてくるとかそれは再発したせいだからとか何とかこんなバカっぽい文章書くくらいならさっさとレポれよあほ すいませんバカっぽいじゃなくてバカですすいません石投げないでくださいって読みづらい文章を延々垂れ流し続けてるのが俺の脳内。導入終わり。

syrup16gの再結成をこの日記で知ってしまうようなひとに一言。もうはっきり言ってしまえばライブレポなんか読んで感傷に浸ってる暇があったら早くCD買ってきて聴いた方が良いです。けど数少ない友人がライブレポ楽しみにしてると言ってくれたので見られなかった友人のためにも遅筆ながら書かせて頂きます。

今回のライブレポを書くにあたって自分の日記見返したら、ライブ行けなかった人からすれば嘘だろってぐらいシロップのライブ行っていたのでした。

と、犬が吠えるのサムゲタン(Some Get Town Tour)とかCDJを除けばほぼコンスタントにライブに参加できています。そして自分でチケット殆どとってないっていう。逆にすげえ。とはいえ今回のツアー全てを回ったひと達には負けます。早く働けよ。うるせえ。

そもそもこの放置気味の日記がsyrup16gのおかげで更新されることすら奇跡に思えますっていう自嘲も自重しつつ。今回は所謂“レコ発ツアー”なのですがそもそも“レコ発ツアー”自体いつ以来になるんだろう・・・とsyrup16g公式サイト見たらtour delayedead以来*2なので2004年から・・・10年振り!(白目)
もちろん解散まで普通にツアーはガシガシ演ってくれてはいましたが、当時はあんまりシロップのライブに行きたい欲が薄くてCDで自己完結してたのでツアーらしいツアーには参戦していませんでした。*3ともあれレコ発よりも再結成後初ライブなので正直レコ発とか関係なしにシロップ復活うれしい勢の方が多かったのではないでしょうか。ツアー初日(名古屋)でもファイナル(大阪)でも無い真ん中の椅子のあるでかいハコということでたまにはもっとライブハウスとかで見たかったなと名古屋と大阪を少し羨ましく感じたり。

さてさてライブまでの話。電車に乗って2時間ちょっとの田舎から久しぶりの東京というわけでもなく今回のライブに行くにあたってチケット譲って頂くべくライブの前週にシロップ再結成記念の秘密会合が行われていたのであった。そんなわけで、ブログも無くなってしまったけど村猫さんとその友人に感謝を。ありがとう。あと隣の席が俺であることを許してくださった黒猫さんにもありがとう。
この日のためというくらい周到に有休まるっと一日とって悠々と自宅を出たあたりで天気は晴れ。9月にしては終わりかけた夏の匂いがまだ余韻のように残っていて蝉が鳴いていた。余裕を持って家を出て物販に並ぼうと思ってたんですが余裕ぶっこいてあてもなくふらふら散策してたら物販始まる頃には既に屋外まですごい長蛇の列だったので、少し熱をもった人たちの列に加わる。並んでいる内にクーラーの効いた屋内へ。生還の際はなかなか列が進まない間に開場時間が近くなり結局Tシャツは買えなかったのですが今回は3公演ある為か相当数の在庫を用意したらしく*4、時間はかかりましたが結構すんなり買えました。少し早めに夕飯をとるべきところ観る側なんだから緊張しなくてもいいはずの緊張がド頂点を迎え吐きそうになってこれは何も食べれないなと思いながらようやく見つけた喫茶店で何か糖分をとらないとやばいと何を思い余ったのか考えあぐねた末にガトーショコラとホットコーヒーを注文。糖分とカフェインと適度な温度により人間性を取り戻して亡者が復活するかのごとく顔色を良くして再び開場を待つ列へ戻る。指定席のため順番はあってないようなもの。入場するまで特にないけど生還の時に親類一同から1個だけポツンと届いてた花は今回2個に増えてた。親類一同からは来てなかったけど前回は「五十嵐隆」名義のライブだったから、これはsyrup16gのライブだからそんな気にするところじゃない。はず(自己暗示)。

*1:そんなものはない

*2:「動脈」「静脈」発売時のUP TO THE WORLD#2を除いた場合

*3:喩えが悪いけど若い時はセックスよりオナニーの方が金もかかんないし気m・・・何でもないですすいません

*4:再発Tシャツが通販してるぐらいなので推して知るべし