鼠の口に人工呼吸

大きくなったら恐竜になりたい、なんて前の子供が車輪の上の母親にしがみついて言う。じっとりとへばりついてくるTシャツの背中。室外機も唸りをあげる。食べたつもり貯金は意外とある。心肺機能の低下は心配じゃない。じゃない?不毛な希望だって抱いちゃう。サイダーだって頼んじゃう。飲んじゃう。噴出する汗と欲望。視界の外れに白くて背の高い花。昼頃空き時間を利用してCDを買いに行く。可愛い研修生のお姉さんが特典を忘れた。駄目じゃん。論理構築できないのう。脳。ストロベリー味のチュッパチャプス、舌の上で小さくなってゆく。汗は風で乾いてった。回送アレンジ素晴らしい。変態泣きそう。すげえ。イントロ少し手首に似てるか。先刻までのは全部嘘でした、みたいなメリモ。イントロが最初だけ優しいから騙されかけた。俺の幻想も元素で構成されているのかな。裏切りは十八番だぜ。――「先端恐怖症なんで最先端は興味ないです」『絶対コレは買いの絶対って何?』メリモ/Syrup16g