合縁奇縁ってやつ

自分の交遊関係にはあんまり年齢も何やってるかも見境がないなぁと改めて考えた。何を着て何を聴いてるかも結構バラバラ。某かの共通項はあるのかも知れないけど、あまり考えたり打算で仲良くなってない。だから何か不思議だ。ありがたいことだ。

20歳の友達が専門学校の卒業制作の展示をやるというので見に行った。解散するからではないけど[[Syrup16g]]を聴く機会に恵まれて、何となく僕のことを思いだした、と久しぶりにメールが届いたのが1/20だった。僕は嫌われたと思っていたので嬉しかった。

道が解らなくて案内を頼んだら待ち合わせの場所すら解らなくて、お互い走って合流した。本当に黒尽くめで少しだけ驚いた。
中庭でその子の友達のライブを見て、4階に向かった。階段を上っただけで疲れたと漏らすのが、らしくて笑えた。
一区画、真っ黒なスペースに作品が展示されていて、よく知らないけれど、賞も貰っているみたいだった。何だか凄いんだなぁと思った。
その絵は、製本されて1冊の本にもなっていた。江戸川乱歩の小説を思い出した。何より人を描いているのを見て、何だかんだ言って人が好きなんだろうと勝手に思った。だから、何かを創り出したいと思えるのだとも。多分。
色々忙しそうだったから、後は一人で他の人の作品も色々見て廻った。でもやっぱり、その子の作品が一番良いなぁと思って、なんだか安心した。良かったなぁと思った。

全然話せなかったけど、全然話せなかったから、代々木から新宿までゆっくりと歩きながらメールを打って、帰った。