カモシカ
カモシカはシカ科ではなく、実はウシ科。偶蹄目(ぐうていもく)ウシ科です。
カモシカが何故カモシカと言うのかといえば、「かも」とはその捻れた毛に由来し、「しか」は鹿に似ているからだと言われています。
カモシカがウシ科である所以として、シカとの明確な違いは何かというと、シカがオスのみ角を持つのに対して、カモシカはウシと同じくオス・メス共に二本の角を持ちます。また、角はシカのように枝分かれしません。
三重県の御在所岳山上公園(ロープウェイで登ります)には日本カモシカセンターがあり、国内では一番多くの種類のカモシカが見られるとか何とか。
カモシカは3族8属10種類。
- シャモア族
- ジャコウウシ族
- ジャコウウシ属
- ジャコウウシ
- ターキン属
- ターキン
- ジャコウウシ属
- サイガ族
- サイガ属
- サイガ
- チルー属
- チルー
- サイガ属
因みに、細い足を「カモシカの様な足」なんて例えますけど、実際はカモシカの足は太いです。では何故「カモシカの様な足」と言うようになったのかというと、インパラやガゼルなどの同じ偶蹄目の総称として羚羊(れいよう)という言葉があるのですが、これをカモシカとも読むのでカモシカの方で読み間違えてしまったまま広まったという話です。へぇ
