薦められて三宅乱丈の「ペット」を読んだよ。

やー面白かった。一言で説明するなら他人へサイコダイブ出来る人達の話、かな。人生で一番最高の瞬間=ヤマ(山)と人生で一番最低の瞬間=タニ(谷)、それぞれのイメージによって人の人格が支えられていて、どちらか一方が崩れてもその人を支えるものが無くなり精神的に「潰れ」てしまう、その人ではなくなってしまう、という理論と着眼点は興味深い。精神世界の話をすると、本当に人間はこんなに脆いものなんだろうか?という疑念が沸き上がる。実際そうなんだろうと思う事が多いけれど、こんなに簡単に催眠かけられちゃうと少し怖いですね。便利だなーとも思いましたけど。あと、意外にアクションだった。絵もストーリーも全然違うんだけど、真鍋昌平SMUGGLER (アフタヌーンKC)を思い出した。何でだろう。