意味の意味って何

眠る前に読んだおはなしのように、僕が機嫌が悪いことに意味なんて無い。意味の意味なんて知らない。理由の分からない不機嫌ほど、どうしようもなくタチが悪いものも無いだろう。ごめんな。でも深読みしたって別にいいことは無いよ。
発狂しそうなほど単調な日々を僕は笑ってやり過ごす。部屋に帰るのが嫌で、だからって出かける気にもなれずに、自転車で日が沈むまでの短い時間を遠回りして帰った。夕陽の暖かさは何て悲しいんだろう。あいつは、何て優しいんだろう。涙が出た。眩し過ぎた所為にしたい。
へたくそな歌を夜風に乗せるために僕は外に出る。それで誰かに殴やされたって、いいんだ。