息苦しさの心地好さ

潔癖な人の吐く文字を眺めては相容れなさを感じている。好きな誰かの聴く過去の音楽を追いかけるのだって実に下らない。理性があるから自制してるだけ。皮肉や冷笑を笑い飛ばせないなら黙って見てればいい。難解な様に見える分かりやすいものを愛でて滑稽に見えて高潔なものに唾を吐くのはお門違い。あの人が息をする様に吐く愛とやらも大して信じていない。湿気の多い恋愛話なんてのも鬱陶しいけれど、下卑た話を避け続けなくちゃいけないほど子供じゃないだろう。あの人もこんな気持ちになることがあるんだろうか。