涙の層

涙は油層(外界表面:蒸発を防ぐ)、水層(中間:潤いを与える)、ムチン層(眼球表面:涙が目に張り付くのを助ける)の3層から形成されていて、それぞれの役割を担っています。
涙液は体液と関係してるので、そのバランスが崩れると眼は乾きやすくなるとやら。水分が足りないと涙は出にくいわけです。
因みに、年をとると涙もろくなるなんて話を聞きますが、あれは涙を貯めている袋(涙嚢/るいのう)と涙腺の辺りの涙を押し出す筋肉が衰えて緊張を保てなくなるからであって、若い人でも筋肉が衰えれていれば涙がボロボロ出るわけです。
ムチンて何やねんって話ですが要するに粘膜です。粘液です。糖タンパク質です。熱に弱いです。粘り気のある食べ物*1には多く含まれてます。コラーゲンと同じく高分子なので食品として摂取しても吸収時には違う形になってしまうので、食べることによる効果は科学的に立証されていません。しかし、全身の粘膜が強化されれば胃腸も呼吸器も子宮も強くなるってことです。そして、眼も。

*1:納豆やらなめこやら里芋、とろろ、もずくにモロヘイヤに昆布にオクラ等々