しっかり立ってないと、倒れてしまいそう。振り返っても、誰も待ってくれない。何も生まれない。立ち止まったら死が待っている。そんな切迫感。
心配してくれる友達に卑屈にしか笑い返せなかった事。背中を押されても突き放されたとしか感じられない事。そんな事がある度に、心臓をぎゅう、と掴まれた様になる。
箱に入って僕の誕生日にかえってきた友達は、煙草やお香の匂い。
早く大人にならなくては。それを考えるとじっとりと汗が出る。焦燥感でいっぱいになる。
悲しくて、喉が潰れて声が出ない。
君に逢いたいから、生きて居る。生きて居たい。