嘘と沈黙

そばにいたいだけ。
ただそれだけの事を誤魔化す為だけに小さな嘘を付いた。
沈黙が気まずくて話し続けて。
でも本当は言葉はいらない。
数億光年に匹敵する数センチメートルに早鐘を打ちながら、ただぼんやり滲む夕陽を見れたら、なんて小学生並の夢を。
いつまで希望に縋るんだろう。
本当ガキだ。
たまに自分に絶望するよ。
「汚れたいだけ」…本当に「だけ」なの?
「痛み堪えて痛み殺した次第にMy body’s end この部屋で待つ」
俺のシーツの英雄はどんな匂いがするんだろうか。