アンジェリカの想い出

夢見たけど、言わない。

軽快な足取りで、しかしながら仏頂面で、無味乾燥な道を行く。
人の波に流されないように手を繋いでいたい。

青いゴミバケツを漁る野良猫の様に、コンドームを銜えて遊ぶ野良犬の様に、吐き気のする街で、息するだけで限界。
烏が俺の眼球を刔る様な、そんな世界を夢想している。

…最近、難しい言葉ではぐらかしてばかりだ。
でも俺、手の内は曝してると思うよ。

下痢で体調不良。
汚い話ですまんね。

目が覚めた。
冷めた目で。
成層圏まで飛んで行っちまえ。

シトロエンの孤独は続く!!