霧の海に溶ける2つの影を見送った

吐く息は煙で、不吉な狼煙にも見える。
砂に書いた文字の様に、すぐに消えてゆくけれど。

蟻酸に似た甘ったるいジュースの香りにやられそう。
くさい。
眠い。

叱られて蒼くなる。
ブルーになる。
寧ろおまえをこーろーす。

カラオケで歌って叫んで笑い合ったらそんな気持ちも吹き飛んだ。
外に出たら雨も上がってた。
ありがたい。
そりゃ晴れてた方が気持ち良いさ。

いつ寝ようか。
明日はテストがあるんだ。
二日完徹は厳しいよな。

僕は何が出来るんだろう。
何がしたいんだろう。

星に唄えば。
月に祈れば。

星も月も見えない。
それでも確かにそこに在るんだ。