前日

ヤノからの電話で目が覚めた。
あの娘の話。
相変わらずだ。

洗濯の合間に風呂。
外は晴れてたけどコインランドリーに行く。
待ち時間が切ない。
このTシャツが乾く間に俺の湿った心も少し乾けばいいのに。

昼過ぎに準備に行く。
学校には既に大勢の人が居て視線恐怖症気味になり、少しキョドる。
男なので力仕事をした。
疲労は感じないが、汗が滴る。

何でボランティアなんかやるんだろう。
疑似体験をしたところで、本当にその症状の人の気持ちは解らないだろう。
経験してないのに解るなんて言う奴は偽善者だ。

そんな思いもあったが、適当な気持ちでやるのも何か申し訳ないので本気でやらせて戴きます。

俺なりに、それなりに。